「スペシャルティーコーヒーってなんだ?」から始まった旅
今日まで長いおやすみをいただいているニチニチコーヒーです。
休みの間何をしていたのかというと、Qグレーダーというコーヒーの資格をとるため、神戸に行ってました。
Qグレーダーというのは「このコーヒーはスペシャルティーコーヒー」、「こっちはコモディティーコーヒー」というようにコーヒーの格付けが出来る資格で、ワインでいうソムリエみたいなものです。
研修はUCCの本社で行いました。
コーヒー販売でこんなビル建てられるのめっちゃすごい!!
なので、1週間お店を閉めていた間にコーヒー抽出の腕がめちゃ上がったとか、焙煎のスキルが向上したという訳ではないので、その辺はあんまり期待しないでください。笑
なのになぜ、こんな資格を取ったのかというと、「スペシャルティコーヒー」というものの線引き、定義がよくわからなかったからです。
スペシャルティコーヒーについて、調べていくと
特定の生産国の小地域、区画内においてもたらされ、その土地の気候、土壌、人の3要素によって構成されるテロワール/マイクロクライメット(微小気候)を表現し、魅力のある風味特性を持つコーヒーを“スペシャルティーコーヒー”と私たちワタルは定義します。
スペシャルティーコーヒーの品質基準は、カップオブエクセレンスにおけるカッピングプロトコルに基づき、無欠点かつクリーンカップであることを前提とし、ワタルにおけるカッピングにおいて収穫後6カ月以内の検体の各項目の総和が80点以上であると認められること。
スペシャルティーコーヒーは生産から精製、流通まで一貫したトレーサビリティーが明確であること。
スぺシャルティーコーヒーは自然環境を尊重し、人道的な取り組みによって生産されること。
スペシャルティーコーヒーは標準的なコーヒーと一線を画し、品質に対するプレミアムが支払われて取引されること。
とあり、明確な基準としてはカッピングスコアが80点以上のものをスペシャルティーコーヒーと呼ぶことが分かりました。
でも「80点の基準ってどこ?」っていう疑問がふつふつと湧いてきてしまいました。
僕の主な仕事は今の所、
1.生豆を買ってくる
2.買った豆を焙煎する
3.焙煎した豆を販売する
4.焙煎した豆を抽出して提供する
の4つで、まず「良い豆」を買ってこないといくら「良い焙煎」、「良い抽出」が出来ても「良いコーヒー」は出来ません。
いくら料理の腕が上手でも良い材料の調達が出来なければ意味がないのと同じように。
という訳で、コーヒーの美味しさを測る「ものさし」を手に入れるため、はるばる神戸まで行ってきました。
そんなこんなで受けに行ったQグレーダーコース、内容は前半3日間みっちりトレーニングして、後半3日間で20個の試験全てにパスするというもの。
受験料も結構お高いのですが受けたからといって必ず合格出来るものではなく、トレーニングから試験までもう超絶超絶ハードでした。( 試験の詳細はこちら )
結果は、「トライアンギュレーション」という3つあるカップの中から違うコーヒーを探す「コーヒー間違い探し」科目の「水洗式マイルド」を落としてしまったので、一発合格にはなりませんでしたが、追試で合格でき、無事にQグレーダーになることが出来そうです(正式な発表は週明けにHPでとのことなのでまだ確定ではないとのこと。これで落ちてたら超へこむ…)。
上の写真は講師のマネ・アルベス氏と撮ったもの。追試が終わってモノレールで三宮まで帰ったあと忘れ物をしてしまい、また教室に戻るハメになったので、そのついでに一緒に写真を撮ることが出来ました。笑
なんというかものすごい6日間でした。
お店を閉めていくことを承諾してくれた妻には感謝しかありません。
また明日から頑張るぞー。
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