コーヒーチェリーの種の数
コーヒー豆はコーヒーチェリーの種を乾燥させたもです。
これがコーヒーチェリーで、通常は1つのコーヒーチェリーに対し2つの種が入っています。
この写真だと分かりにくいですが、半円球で平たい面があるのでフラットビーンと呼ばれています。
一方、3〜5%の割合で1つのコーヒー豆に1つしか種が入っていない、正確にいうと2つ入っているうち1つしか成熟しないものがあって、それをピーベリーと言います。
上の方に写っているのが片われの方で、下がピーベリーです。
このピーベリー、形がフラットビーンと異なり火の通り方も違うということで、ハンドピックの際に欠点豆としてカウントされる場合もあります。
nichi nichi coffeeでは、現在は欠点豆としていませんが、一時期はじいていたときがあって、そのときはじいたピーベリーだけを集めて焙煎したらやたら美味しかった記憶があります。
個人的な印象だとグァテマラとエチオピアがピーベリーが多いです。
決して味に問題がある豆ではないので、希少価値の高さを売りにピーベリーだけを集めたマーケットも存在します。
これはグァテマラ アンティグア地区のパストレス農園のピーベリーの生豆です。
それを焙煎するとこうなります。
味はどうかと言われると違いは微妙ですが、単純に丸くて見た目がかわいいので僕は結構好きです。
あと、形が丸いので焙煎はしやすいかなぁ。
ちなみに1つの実に3つの種が入っているのもあってトライアングルといいます。
これも厳密には味には影響してこないでしょうが、見た目がアレなのでnichi nichi coffeeでは欠点豆としています。
フラットビーン、ピーベリー、トライアングルを並べてみるとこんな感じになります。
左からピーベリー、フラットビーン、トライアングルの順に並んでいます。
てな訳で今日はコーヒーチェリーの種の数の話でした。
集団の中にいると邪魔にされてそれだけ集められると重宝されるピーベリー、なんだか気の毒ですが、それと近いことって人間の世界でも起こりがちだな〜と色々考えさせられます。
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